「あいみ」の理由

「あいみ」ってどういう意味?とよく聞かれます。

インストラクターになって「飛べるようになりたい!」という方のサポートをするようになって20年以上経ちました。最初は正直育てる事がそんなに楽しいとは思っていなかったのは事実。自然と遊ぶという事がこれほど怖いとは。自分が飛ぶよりも人を飛ばせる事の方がどれほど怖い事なのか。こんな責任を追いたくない。と思う事の方が大きくて心の余裕もなかったのです。

ですが、お客様が一生懸命に頑張る姿を見ていたらとっても応援したくなってきて、一緒に達成感を喜んでみたり、出来ない事を一緒に悩んでみたりするうちにやけに愛おしく感じるようになりました。

そうなんです、何を隠そう私、お客様が大好きなんです。確かにいつも素敵なお客様ばかりって訳にもいきませんが、それでも「安全に楽しく飛べるようになりたい!」と思う気持ちを感じる度に全力で応援したくなりました。

【みんなを愛したい!!を引っくり返して あ い み です。】

面と向かって言うのは恥ずかしいのでつい引っくり返してみました(^^;)

私よりも技術があって的確に指導できる優秀なパラグライダーインストラクターの方が多く存在するのは自分でもよく知っています。でもお客様を本当に大切に思い、パラグライダーに関する悩みにひたすら付き合うインストラクターは意外と少ないんじゃないの?と生意気にも思うのです。

お客様なのか?もしや子供達なのか?と思えるほどレッスン生の一生懸命な姿はいつも愛おしさを感じます。大人であれ子供であれ、頑張る姿についつい応援したくなっちゃいますよね。とにかく一緒に考えて解決策を探ってみる。じゃあ思いだけの大して優秀じゃない私に何が出来るのか?と自分に問い合わせしてみれば

お客様の不安を一緒に考えながら少しでも取り除いてあげる事。

なのです。

サーマルやクロスカントリーなどダイナミックなフライトは優秀なインストラクターさんを紹介するとして、私が特に得意なのはグラハン。

地上でパラグライダーを操って遊ぶ事で自然とパラグライダーを的確に操れるようになります。地上でのグラハンって実はパイロットの足が邪魔してコントロールしにくいのです。それを色んな遊びに変えて楽しみながらついでに技術も身につけてしまおう!プラス浮遊力を感じてもらい遊びながら的確にコントロールが出来るようになれば苦手だったテイクオフも自然と楽しくなります

テイクオフの技術ってただ出られればいいわけじゃない。いかに高度ロスをしないで次のリフト帯に辿り着けるのか?がビーチ際でソアリングする時のコツなんですよ。それもついでに身に付けられる。

子供の頃から何でも遊びに変換していくのが得意だったので、グラハンの流れから近くにあった小山に斜面登りしてみたり、海岸際の低い山を見つけてソアリングしてみたりも楽しくなってしまいました。

ほぼ地面 0mからリフト帯を探してパラグライダーの翼を風に乗せていく。この感覚はやみつきに♪ゼロメーターソアリングで高度を稼いでいく感覚はモーターパラグライダーのようにみるみる景色が変わってこれまた面白い。

海辺の風はなかなかの強弱があり、風も重めなので体重50kgの私は軽すぎて吹っ飛ばされ気味です。

それなら翼面積を少し小さめにしてその風に対応できるようにしてみよう!さらに風が強くなってくるならまたサイズダウンさせて。そうこうするうちにとうとうmax14m/sで12㎡のミニパラグライダーでソアリングするようになりました。

ここまで強すぎる風だと地形で大きく左右されるので、この風ならどこでも飛べるというわけではありませんが。また、旋回時のロールの落とし込みの強さを計算していないと地面に激突するのでそのあたりもとても繊細。だけど、軽めの私でもグライダーを選べば今まで諦めていた風速でも遊べる事が判明したのです。

おっと楽しくなってきちゃったぞ♡

こんなに楽しいならば、皆さんにお伝えしちゃおう!

少しでもいい、グラハンを通じて不安を取り除いてあげられたら。そんな思いが詰まっているのが あいみパラグライダースクールです。

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